ドルやユーロなどの外貨のレートは、常に動き続けています。
そのレートは、たまに非常に大きく動く事もあるのです。
その際、FX業者の口座に預けているお金はどうなるかと言うと、強制損切りになる可能性はあります。

Contents

安値が更新されてFXの口座残額が減ってしまう

経済関連のニュースを見ていますと、たまにレートの動きに関する情報が流れてくる事があります。
数ヶ月ぶりの安値を更新したなどのニュースが流れる事も、たまにあるのです。

その際、人によってはユーロやドルなどの外貨をFXの口座に預けている事もあります。それもかなり大きなお金が預けられている事もあるのです。

しかも口座の資金は、全て買いポジションです。売りポジションではありません。
上記のように安値が更新されてしまうと、もちろん大きな含み損が生じてしまうでしょう。

特に注意を要するのは、スワップ金利を目的にFXの売買をしている方々です。高金利外貨などでスワップを稼ぐとなると、比較的多くの枚数の外貨を持っている方も多いです。という事は、FXの口座の残高が大きく減っている可能性もあるでしょう。

損失が一定以上になった時はロスカットされる

では比較的まとまったお金をFXの口座に預けていて、外貨が大きく動いた時はどうなるかというと、基本的には「強制損切り」になります。

幸いにもFX業者のシステムでは、自動的に注文が発動されるようになっているのです。損失額が一定以上の数字になった時は、必ずと言って良いほど強制損切りされます。いわゆるロスカットです。

一見すると、ロスカットはデメリットが大きいように思われるかもしれません。
しかし状況がエスカレートするよりは、損切りの方が望ましいのです。
上記のように安値更新になったとしても、しばらく待ってみれば外貨の価格が元に戻る可能性は一応あります。

しかし元通りになる確率は「100%」ではありません。下落のトレンドが強い時などは、なかなか戻ってくるない事もよくあるのです。

FX業者としては、それで口座残高が大きく減ってしまうよりは、むしろ早めに損切りする方が良いと考えています。
ですからシステム上ロスカットが発動されて、損失が確定される仕組みになっているのです。

ロスカットされるので基本的に追証は無い

ちなみにFXの口座の場合は、基本的には追証は発生しません。追証が発生する確率はゼロではありませんが、そのケースは極めて稀です。

損失額が一定以上になった時は、まずはFXのロスカットが速やかに発動されるので、追証によって借金が発生するような事態は基本ありません。よほど外貨の動きが大きい時は、追証になる可能性も一応あるものの、その事例は極めて少ないです。